2006年04月03日

藤村裕一&授業改善プロジェクト『わかる!書ける!学習指導案』

わかる!書ける!学習指導案―一太郎で研究授業の悩み解決!授業改善のポイントと指導案作成支援ツール集
「学習指導案の書き方を変えることで、授業を改善できる」
昨年9月、徳島で本書の編著者である藤村裕一助教授(鳴門教育大学大学院)からこの話を聞いたときは、にわかには信じられなかった。
学習指導案というと、はるか昔、教育実習で書いたっきり。ほかの先生のものを参考にしながら、「本時の目標」だの「本時の進め方」などを書いたけれど、あの書き方を変えるだけで本当に授業が良くなるのだろうか?

そんな疑問を抱きながら本書の編集に参加した。執筆者は藤村先生のほか、現役の小学校の先生方7名。先生方の原稿を読むうちに疑問は少しずつ溶けていった。
“学習指導案の書き方を変えれば、授業も変わるかも”

本書は、『実例編』と『理論編』の2部構成である。

実例編では、6パターンの指導案のテンプレートを紹介している。テンプレートを使った事例もあり、それぞれの書き方を詳しく解説している。
特におもしろかったのは図表を多用していること。前単元・本単元・次単元の関係を表した図や、習熟度別学習の各コースの進め方を一覧で表した図などはよく出来ている(テンプレートを収録したCD-ROM付き)。

理論編では、指導案の先進的理論を解説している。実例編で紹介している指導案テンプレートは、実はこの先進的理論に基づいて作られたもの。理論を知ることにより、指導案に対する理解をより深く、確実なものにすることができる。

本書は、新卒の先生はもちろん、中堅の先生方の参考にもなるはず。私と同じく古い指導案で勉強した先生方、必見です。

(…って、宣伝みたいに見えますが、印税契約ではないので、この先何万冊売れようと私は無関係…)

2006年04月01日

この時分、お約束の桜です

早朝の日比谷公園。
銀座で飲んだくれて夜明かししたわけではありません。念のため。

噴水の向こう側の茶色い建物は日比谷公会堂。
日比谷公園噴水

風に吹かれる桜。ピークはすでに過ぎていました。
日比谷公園の桜

花壇のチューリップ(って書かなくてもおわかりですね)
日比谷公園花壇

2006年03月31日

あれから14年

14年前の今日、会社をやめた。
「どうしてやめたんですか?」とときどき尋ねられるが、理由をひと言で説明するのは難しい。いろいろな要因が重なって「やめるんならいましかない」という気持ちだった。決してイヤなことがあったからではない。

退職のその日は、手に持ちきれないほどの花束をもらった。あれほどの花束を次にもらうのは葬式のときだろう。

帰りの電車の中で、目の前に座っていた老婦人が花束を持ってくださった。
「お勤めをおやめになったの?」
「はい」
「そう、ご結婚?」

えっ!? いやその、どうしよう?
この人の良い老婦人に「いえ、フリーのテクニカルライターになるんです」などと到底理解不能なことを言って、混乱させるのはあまりに申し訳ない。なにせあのころは親も上司もほとんど理解してくれなかったのだから。

「はい」
「まあ、おめでとう。お幸せにね」
「はい、ありがとうございます」

おばあさん、ごめんなさい。
あのあとだいぶしてからですが、結婚もしましたし、ちゃんと幸せです。

2006年03月30日

具体例がわかりやすい−高橋誠『問題解決手法の知識』

問題解決手法の知識
本書は問題解決手法の解説書として知る人ぞ知る名著(らしい。すみません、勉強不足で知りませんでした)。

昨年、高校の「情報A」の教科書の改訂作業をお手伝いしている際、鈴木克明教授(当時は岩手県立大学)にこの本を教えていただいた。情報Aでは、最初に「問題とは何か?」「問題解決とは?」といった話が出てくるのだが、そのあたりをリライトするために読んだ。

今回、パソコン雑誌の仕事で問題解決の手法を扱うことになり再読。本書では、KJ法や特性要因図など、問題解決の代表的な22の手法について解説している。技法の特徴だけでなく、具体例や適応分野、留意点なども記述されていてわかりやすい。
問題解決手法に興味のある方にはオススメ。
posted by トミナガ at 08:49| Comment(0) | TrackBack(0) | まじめに読む仕事の本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月25日

なぜかさいたま

大宮でコンピュータ副教材の打合せ。
渋谷から新宿湘南ラインに乗る。
大宮なのに、なぜに新宿湘南ライン……いったいどこまで行くのやら。

2006年03月23日

なぞの靴下

深夜11時、タクシーの車内。
少し眠いなぁとポーとしていたところに無線が入る。
「××から××まで乗車のお客様、靴下の忘れ物をお探しです」

靴下の忘れ物!? いきなり目が覚めた。

それは自分がはいていたものなんだろうか?
そりゃあ、いくらなんでもくつろぎすぎってもんでしょう、おじさん(…と勝手に想像)
しかし、靴下をはかずに帰ったら、家庭争議のもと。
コンビニで買っても絶対ばれちゃうし、自身の潔白を証明するにはなんとしても靴下を見つけたいにちがいない。

それとも、買ったばかりの靴下なんだろうか?
必死に探さねばならんほどの高級品なんだろうか?
それってどんな靴下なんだ?

それとも、手編みの靴下で大切な人からの贈り物とか?
クリスマスに間に合わなくて、いま完成したとか?
…って、もう春だぞ! むれちゃうじゃないか!

あぁ、想像はふくらむばかり。
気になってもう眠れない。

2006年03月18日

指導案のワークショップ in 宮崎

宮崎にて学習指導案のワークショップを見学。
ワークショップ

実はこのワークショップは『わかる!書ける!学習指導案』という本の出版を記念して開催されたもの。本の執筆者は、鳴門教育大学の藤村裕一助教授と、熊本・宮崎・鹿児島の小学校の先生方7名。版元はジャストシステムです。不肖トミナガも編集として参加しています。

さて、今回のワークショップは、実例をもとにしたダメダメ指導案の問題点を指摘し、改善点を発表するというもの。1グループは4名で、経験1,2年目の先生からベテラン先生まで。

まずは、各グループで、ダメダメ指導案の問題点を付箋に書き出す。次にそれらをグルーピングし、名前を付ける。
グルーピング

グルーピングできたら、今度は順番付け。まず、悪いもの順に順位を書き込み、次にありがちな順に順位を書き込む。

たとえば、「目標設定」というグループは悪いもの順としては1位、ありがちな順としては3位という順位が付けられたとしよう。この2つの順位をかけあわせた数値(積)が「改善度」になる。改善度の数値が小さければ小さいものほど、「大変に問題であり、そのうえありがち」ということになり、改善しなければならないものということになる。

今回のワークショップでは、こうして問題点を絞り込み、それに対する改善策をまとめあげ、発表した。

作業時間は、メンバーの役割分担から発表用資料作成まで約1時間半。時間が短いように思われるが、長くしても結果に違いは出ないとか。逆に時間が短いがゆえに、集中力がアップし、中だるみすることなく、テンポ良く作業が進んでいたように思われる。

参加者の一人に感想を聞いたところ、
「ワークショップはとても緊張するし、疲れるから本当は苦手だけれども、今日のはとても楽しかったし、ためになった」

最初は不安そうだった参加者たちだったが、表彰式の頃は充足感と笑い声が会場内にあふれていた。

2006年03月17日

卒業式

本日は聖心女子専門学校の卒業式。神聖なチャペル、在校生が歌う聖歌、卒業生が静かに読み上げる聖書の一節……。
いつもはお行儀の悪いことを言ったりやったりする彼女たちも、今日はみんなしおらしい…ような気がする。

それにしても、みんな卒業できて本当に良かった。
それがなにより一番うれしい。

2006年03月14日

東風吹かば匂いおこせよ

ってことで、「梅の花」です。
梅の花

2006年03月11日

実践知研究会に参加

実践知研究会は、東京学芸大学 岸学研究室主催の研究会。研究室の現役の学部生・院生、卒業生が、自身の研究内容や実践内容について発表し、討論するというもの。

6回目の今回の内容は……
1.「プレゼンテーション指導における評価項目の検討」
 木暮敦子さん
(三鷹市立第一小学校:東京学芸大学教育学研究科修士課程)

2.「小学校国語科教科書における説明文読解指導のポイントの指摘−潜在意味分析(LSA)を用いて−」
 椿本弥生さん(東京工業大学社会理工学研究科博士課程) 

椿本さんがインフルエンザのため、中村光伴(熊本学園大学)さんが代役を務めた(前日に急遽決まったにもかかわらず、完璧な発表。中村さん、さすがです)。

椿本さんの研究には前々から大いに関心あり。LSAもライティングセミナーで使えるような気もするのだけれど、ビジネスとして利用するにはちょっと手間がかかりすぎるかなぁ。

研究会の途中、「おもしろい研究とおもしろくない研究」の話になる。
どういう研究がおもしろい研究なんだろう?
おもしろくない研究ってどういうものなんだろう?
思わず質問してしまう。

「う〜」と岸先生、「言葉で説明するのは難しいんだよなぁ」と断りつつ、
「研究の穴、すなわち足りなかったところを埋めていくのがおもしろくない研究」
「芋掘りで、1個の芋を掘り出したら、その先にもっと大きな芋がたくさんくっついているようなのがおもしろい研究」
と、トミナガ向けに説明してくださった。

穴埋めか? 芋掘りか?
研究者って結構大変なんだなぁ。


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