2006年03月30日

具体例がわかりやすい−高橋誠『問題解決手法の知識』

問題解決手法の知識
本書は問題解決手法の解説書として知る人ぞ知る名著(らしい。すみません、勉強不足で知りませんでした)。

昨年、高校の「情報A」の教科書の改訂作業をお手伝いしている際、鈴木克明教授(当時は岩手県立大学)にこの本を教えていただいた。情報Aでは、最初に「問題とは何か?」「問題解決とは?」といった話が出てくるのだが、そのあたりをリライトするために読んだ。

今回、パソコン雑誌の仕事で問題解決の手法を扱うことになり再読。本書では、KJ法や特性要因図など、問題解決の代表的な22の手法について解説している。技法の特徴だけでなく、具体例や適応分野、留意点なども記述されていてわかりやすい。
問題解決手法に興味のある方にはオススメ。
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2005年11月06日

岸学先生『SPSSによるやさしい統計学』(オーム社)

SPSSによるやさしい統計学
晴天の日曜日、恩師岸学先生から荷物が届く。岸先生の最新書『SPSSによるやさしい統計学』だ。

心理学を学ぶものにとって統計は避けては通れぬものの一つである。恩師から送られてくるということは「ちゃんと勉強しろ!」ってことにちがいない。

以前も書いたが、岸研卒業生はときどき先生に渇を入れられる。
前回お会いした際は「これからどうするつもりなのか?」と問われた。
「えー、まあそのぅ…いろいろと考えなければと思っているのですが…」とモゴモゴ言っていたら、
「そんなことしているうちにっ」と言い掛け、グッと黙られた。

先生、その先、わかります。
「そんなことしているうちに、ババァになるぞっ!」ですね。
統計はいまひとつよくわかりませんが、そういうことはよくわかるんです。
ババァになる前に決心しなくちゃ。
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2005年10月31日

ポイントが明快−益子貴寛『伝わるWeb文章デザイン100の鉄則』(秀和システム)

伝わるWeb文章デザイン100の鉄則
「この本、売れているらしいよ」と同業のSちゃんから聞き、さっそく読んでみる。

著者の益子氏はウェブプロデューサー。本書には、「わかりやすいWeb」「人に読んでもらえるWeb」のためのテクニックがぎっしり紹介されている。

本書は以下の3編から構成されている。
1.技術編−「見せる」Web文章デザイン
2.表現編−「読ませる」Web文章テクニック
3.応用編−メールマガジンの文章術

「1.技術編」には、HTML/CSSの基本やページレイアウトのコツなどが紹介されている。特におもしろかったのがアクセス数を向上させるためのテクニック。SEO、すなわちyahoo!やGoogleなどの検索エンジンに登録されるにはどうすればよいのかという話は、サイト運営者にとってはもっとも関心のあるところだろう。

「2.表現編」は文章の書き方の話。「重要なポイントは最初に書く」「データや具体的事実を盛り込んで説得力を出す」というような話はWebだけでなく、すべてのビジネス文章に当てはまることである。わかりやすい文章の書き方を知るといううえでも十分役に立つ。

益子氏の文章は簡潔・明快。わかりやすいのはもちろん、スラスラ読めて実に気持ちが良かった。
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2005年10月07日

家庭でも情報モラル教育−尾花紀子・高橋慈子 他『なにが危険なの』(岩波書店)

なにが危険なの? ホームページ・メール・個人情報「インターネットは危険がいっぱい。だから子どもには使わせない」という意見をよく聞く。
しかし、危ないからといって、いまの子どもたちが一生インターネットを使わずに生きていくのはまず不可能である。それなら、ちゃんと正しい知識を身に付け、判断する力を養い、危険を回避できるようになるしかない。この発想で始まったのが情報モラル教育である。

本書は保護者を対象とした情報モラル教育本である。
著者の尾花紀子さんはIT教育コンサルタント、日本IBMの教育ソフト「カルロ」シリーズのプロデューサーでもある。高橋慈子さんはテクニカルライター、私のもっとも信頼する友人の一人。そのほか、情報セキュリティ大学院の内田勝也助教授、元教員の杉原五雄氏も執筆者として参加している。教育、セキュリティ、ライティングのプロが協力することにより、実践的かつ読みやすい本に仕上がっている。

たとえば、「第3章 危険の見分け方」では迷惑メールの例や危ないホームページを見分けるためのチャート図が紹介されており、具体的で飽きさせないような作りになっている。
日ごろ、コンピュータ本など読まない人もこれなら気軽に読めるだろう。

なお、本書には続編がある。
第2巻『どうトラブルを避けるの?』(ネット体験・コミュニケーション術)
第3巻『なにができるの?』(ホームページ・情報活用術)

子どものインターネット利用、携帯電話利用に不安を感じている方にはお勧めの本である。

<補足>
情報教育の研究者である堀田龍也氏のホームページによると、主婦向け雑誌の『レタスクラブ』に家庭向けフィルタリングソフトの記事が大きく掲載されたとのこと。堀田氏も書いているが、この分野への関心が高まっているのかも。

堀田氏は現在、独立行政法人 メディア教育開発センターに勤務。拙著『パソコン名人になろう!』(サンマーク)の監修者。
posted by トミナガ at 20:40| Comment(2) | TrackBack(1) | まじめに読む仕事の本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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