2005年10月23日

村上春樹『東京奇譚集』

東京奇譚集やらねばならぬことは多々あるものの、風邪の具合がいまいちなので今日は自分を甘やかすことにする。
1日じゅう、ベッドの中にもぐりこみ、村上春樹の新刊『東京奇譚集』を読む。
『東京奇譚集』は5編からなる短編集である。現実感のない不思議な話に「次はどうなるのだろう?」とページをめくるうちに読み終えてしまった。
物足りない。実に物足りない。
やっぱり『ねじまき鳥クロニクル』や『海辺のカフカ』ぐらいのドッカリした長編でないと満足できないなぁ。

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2005年10月06日

改めて己を知ってしまった−酒井順子『負け犬の遠吠え』(講談社)

負け犬の遠吠え
遅ればせながら『負け犬の遠吠え』を読みました。

きっかけは友人Aちゃんのひと言。
「あの本読むとBちゃんを思い出すわよ」(Aちゃんたらヒドイ…)
Aちゃんは勝ち犬代表のような女。大手企業勤務のご主人に、かわいいお子さんがいる。
一方のBちゃんは「ザ・キング・オブ・負け犬」。もう40代だから負け犬ライフにも磨きがかかっている。

かくいう私は結婚しているから負け犬の定義(30歳以上・未婚・子なし)には当てはまらないはずなのだが、本書を読むと深くうなずくことばかり。

 「やらないで後悔するくらいなら、やって後悔したほうがいい」
 「将来のこととかはよくわからないから、いま面白いことを」
 「明日死んでもそれほど悔いはない、腐乱してもいい、骨がどうなろうと気にならない」

全部アタシのことだ…
アタシってやっぱり負け犬体質なんだ…
いま、結婚していること自体が 『奇跡』 なのかもしれない…
と、気づかなくてもいいことに気づかされてしまった本でした。


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2005年09月04日

永沢光雄 『声をなくして』(晶文社)

声をなくして著者の永沢光雄氏は、風俗やスポーツ分野で活躍しているノンフィクションライターです。インタビューの名手で『AV女優』『風俗の人たち』『強くてさびしい男たち』などの作品があります。
その永沢氏が下咽頭ガンのために声を失ってしまいます。まだ43歳。インタビューの名手なのに声が出ない。そのことを受け止め、この先どう生きていくのだろう。もし、私だったら? もちろん私はインタビュアーではないけれど、声をなくしたらもう仕事はできないのではないかと恐ろしくなる。
この本は永沢氏の闘病記です。毎朝ひどい痛みで目が覚め、焼酎の水割りで大量の薬を流し込む。呼吸困難、発熱、腹痛、そのうえうつ病。そんな毎日なのに、決して暗くないのは、永沢氏のユーモアがにじみでる筆致によるものでしょう。
読了後、思います。「ちゃんとしっかり仕事しよう!」
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