2006年11月29日

なにげにぃ〜

「文章表現」の授業では、以下のようなことばのクイズを行っている。

最近(ア.なにげに  イ.なにかと)忙しく、睡眠時間が短い。

正解は「イ.なにかと」。
ここで学生に質問。「『なにげに』とはどういう意味ですか? 辞書で調べてみて」

国語辞典には「なにげに」という言葉は載っていない。学生たちも「あれ〜載っていな〜い」とビックリ。そうそう、「なにげに」は正しい言葉ではないのだよ。仲間内で使う分には構わないけれど、レポートや論文、ビジネス文書では使ってはいけない。

ちなみに、学生たちによると「なにげに」は「なんとなく」という意味のほか、「実は」とか「予想よりも」という意味もあるという。たとえば、「なにげにおいしくなくな〜い?」というのは、「思ったよりもおいしいよねぇ?」と相手に同意を求めているのだとか。

「なにげに」にそんな意味があるとは! 今度はこちらがビックリしてしまう。
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2006年05月02日

練習問題「パソコンスクールのコース説明」

本日は「文章表現」の3回目の授業。現在、2年生は1年次の復習として練習問題を行っている。1問目の問題は以下のとおり。

******
ヤマダさんは、パソコンスクールのインストラクターです。以下は、パソコンスクールのお客様とヤマダさんの会話です。表計算ソフトコースについて、わかりやすく記述しなさい。読み手はお客様です。

@お客様:表計算ソフトのコースについて知りたいんですが。
Aヤマダ:当スクールには、「表計算ソフトの基礎」というコースがあります。これは、初心者向けで2日コースです。
Bお客様:どんなことをするのですか?
Cヤマダ:表計算ソフトの基本的な機能を実習します。合計や平均などの簡単な関数の使い方や、表の編集や保存、印刷の仕方を学習します。円グラフや棒グラフなど簡単なグラフの作成もやります。ほかには経験者向けの「表計算ソフトの関数活用」という1日間コースもあります。このコースでは、仕事の役に立つような関数を説明しています。たとえば、日付関数や財務関数、データベース関数を説明しています。
Dお客様:受講料はいくらですか?
Eヤマダ:「表計算ソフトの基礎」コースが21,000円、「表計算ソフトの関数活用」コースが12,600円です。

******
この問題のポイントは……
・「表計算ソフトの基礎」コース、「表計算ソフトの関数活用」コースごとに情報を整理できるか?
・「基本的な機能」と、「合計や平均などの簡単な関数の使い方や、表の編集や保存、印刷の仕方〜」の関係を正しく把握し、的確に表現できるか?
・ヤマダさんは「表計算ソフトの基礎」コースでは「実習します」「学習します」と言い、「表計算ソフトの関数活用」コースでは「説明しています」と言っている。受講生または講師のいずれかを主体にし、意識的に表現を統一できるか?

半数くらいの学生がすでに提出。ポイントをきちんとクリアーできている。1年次にやったことが身についているようでひと安心。
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2006年04月25日

「文章表現」授業の進め方

聖心女子専門学校で担当している「文章表現」の授業は、90分を3つのパートに分けて進行している。

■第1パート : 読書(約10分)
この学校だけでなく、ほかの学校もそうだが、本を読まない子が多い。そういう子は語彙が貧困だし、文章のリズムも悪い。まずは本を読む習慣を身につけ、語彙を増やし、良いリズムを体得して欲しい。

■第2パート : クイズ(約30分)
語彙を増やす・表現力を高めるためのクイズ、論理的思考力を鍛えるためのクイズを行っている。1回あたりの問題数は少なく、回答時間5分、解説20分。ゲームみたいで学生は楽しいらしい。
(クイズはこちらで公開中)

■第3パート : 文章作成(約50分)
1年次はパラグラフ・ライティングをみっちりやり、文章作成の手順と型を学習する。2年次は小論文とビジネス文書。留学や大学編入、就職に備え、必要な知識・技術を学習する。実習中心で、講義が20分、文章作成実習が30分。
詳しいカリキュラムも公開中)

***
昨年度からこのパターンで進行している。このパターンだと、メリハリがあるので学生の集中力が持続しやすい。反面、文章作成実習が30分しかないので、宿題になることが多い。
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2006年04月11日

ことばに敏感になる−「ことば探し」ゲーム

「文章表現」の1回目の授業。ウォーミングアップとして「ことば探し」のゲームをする。「ことば探し」とは、ある文章の中の空白部分にあてはまる表現を考えるというもの。

たとえば、以下の文の(  )内にはどのようなことばが入るでしょう?

(     )ので、暖かいコーヒーを飲んだ。

■学生の回答
・肌寒かったので、暖かいコーヒーを飲んだ。
・ひと段落したので、暖かいコーヒーを飲んだ。


上記のような“寒い系”と“ひと休み系”が最も多い回答。

・凍てつくような寒さだったので、暖かいコーヒーを飲んだ。

これは“寒い系”だが、「凍てつくような寒さ」は少々行き過ぎ。凍てつくような寒さならば、“暖かい”ではなく、“熱い”のほうが合っている。

・喉が渇いたので、暖かいコーヒーを飲んだ。

う〜ん、喉が渇いたときは冷たいものでしょう。無理がある。

・タダ券があったので、暖かいコーヒーを飲んだ。

論外。

2チームに分かれて、たくさん出した方が勝ちというゲームなので、苦しまぎれにときどきとんでもないものも出てくるが、学生たちは楽しそうである。

ことばには一つ一つちゃんと意味があり、その場にピタリとあった適切な表現というものが存在する。このゲームを通して、そのことに気づいて欲しいなぁと思っている。
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